境界処理パラメータ BorderTypeについて
はじめに
いろんなフィルタのパラメータによく出てくる BorderType についてまとめた。
BorderType とは
畳み込みフィルタなどで処理範囲の端に未処理画素(計算されない部分)が出てくる。
そこの値をどのように決定するかを設定するためのパラメータ。
パラメータリスト
BORDER_DEFAULT | 画像境界で反射。 |
BORDER_CONSTANT | ある一定値 (Border value)を使用。 |
BORDER_REPLICATE | 境界の値を使用。 |
BORDER_REFLECT | 画像境界で反射。 BORDER_DEFAULT と少し違う |
BORDER_REFLECT_101 | BORDER_DEFAULT 同様 |
BORDER_REFLECT101 | BORDER_DEFAULT 同様 |
BORDER_TRANSPARENT | 元画像を変更しない |
BORDER_WRAP | 画像自身を繰り返し |
BORDER_ISOLATED | 何もしない。 |
処理範囲の外側がどの様になるかの例を以下に示す。
終わりに
BorderType はよく出てくるけど、最終的に欲しい結果に対して影響があることは稀な気がする。
だいたい必要な範囲よりも大きく処理範囲を取るので。
おまけ
実験用プログラム OpenCV_test の GitHubリポジトリ
URL
https://github.com/iryachi/OpenCV_test
実行ファイルだけ
https://github.com/iryachi/OpenCV_test/releases
使い方
https://iryachi.stars.ne.jp/opencv_test_imple/
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